OB杭は動かせる障害物か?

OB杭は動かすことが出来ません。

動かしたら規則13-2・ライ、スタンス・スイング区域の改善の違反で2打罰。打てる角度でボールをレイアップするのが解決策です。

また動かせない障害物からの救済(規則24-2参照)を受けることも出来ません。動かせない障害物からの救済のつもりで球を動かすとこれまた2打罰となってしまうので注意しなくてはいけません(規則18-2の違反による2打罰)。

OB杭がスイングやスタンスの邪魔になるとしてもあるがままの状態で打たなければいけないのです。

一部のゴルフ場のローカルルールではもしかすると動かせる障害物という扱いかもしれませんが、そこは毎回確認しましょう。

 

 



パッティンググリーン上の水たまりのボールはどうする?

状況:ショットしたボールがパッティンググリーン上の水たまり(異常なグラウンド状態)にあるボール

対応異常なグラウンド状態にある玉となり、無罰で救済が受けられます。ゴルフ規則 25−1(iii) 参照

方法:

<無罰の救済を受ける場合>

 プレーヤーは罰なしにその球を拾い上げて、ハザード以外の所の救済のニヤレストポイントにその球をプレースしなければならない。完全な救済が得られないようであれば、その状態から最大限の救済を受けられ、しかもホールに近づかずに、ハザード以外の所で球のあった箇所にできるだけ近い所に、プレースしなければならない。救済のニヤレストポイントや最大限の救済を受けられる最も近い箇所はパッティンググリーンの外であってもよい。

 

A や Bの場所にプレースできる

 

 

 

 

 

 

 

プレースしなければならないので、間違っても肩の高さからドロップしてはダメ。Bの場所でもいいけど、おそらく大半がAの場所にプレースすることになると思います。

この方法で無罰の救済を受けることができます。覚えておくとスムーズにストレスなくラウンドできますよ。

 




パッティンググリーン(Putting Green) とは

ゴルフ規則に載っている用語の内容をちゃんと理解しておきましょう〜

パッティンググリーン(Putting Green)

「パッティンググリーン」は次の場所をいう。
a.プレー中のホールの、パッティングのために特別に作られた場所
b.委員会によってパッティンググリーンと決められた場所

球が一部でもパッティンググリーンに触れているときは、その球はパッティンググリーン上にある球である。

 * USGA ゴルフ規則より引用




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パッティンググリーン上の水たまりのボールはどうする?

スルーザグリーンの異常なグラウンド状態のボール

状況:ショットしたボールがスルーザグリーン異常なグラウンド状態にあるボール

対応:異常なグラウンド状態にある玉となり、無罰で救済が受けられます。ゴルフ規則 25−1(i) 参照

方法:

<無罰の救済を受ける場合>

まず、救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内で、救済のニヤレストポイントよりもホールに近づかない所にその球をドロップしなければならない。救済のニヤレストポイントはハザード内やパッティンググリーン上であってはだめ。

救済のニヤレストポイントから1クラブレングスの範囲内に球をドロップする際、球は異常なグラウンド状態による障害が避けられ、しかもハザード内でもパッティンググリーン上でもない所のコース上に直接落ちなければならない。なのでなんどもドロップ可能。

 

フェアウェイ、ラフ、林などで一時的な水たまりや修理地に落ちたボールは、この方法で無罰の救済を受けることができます。覚えておくとスムーズにストレスなくラウンドできますよ。

 




スルーザグリーン ( Through the Green ) とは?

ゴルフ規則に載っている用語の内容をちゃんと理解しておきましょう〜

スルーザグリーン(Through the Green)

「スルーザグリーン」とは次のものを除いたコース内のすべての場所をいう。
a.プレー中のホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン
b.コース内のすべてのハザード

 * USGA ゴルフ規則より引用




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バンカー内の水たまりのボールはどうなる?

バンカー内の水たまりのボールはどうなる?

状況:ショットしたボールがバンカー内の水たまりに入っている状態

対応:異常なグラウンド状態にある玉となり、無罰or 1打罰で救済が受けられます。ゴルフ規則 25−1(ii) 参照

方法:

<無罰の救済を受ける場合>

・同じバンカー内でワンクラブの長さ以内の場所にドロップ。

・完全な救済が受けられない場合は、同じバンカー内のコースで、その状態から最大限の救済を受けられ、ホールに近づかずに、しかも球のあった箇所にできるだけ近い所に、ドロップ。

<1打罰を受けて救済を受ける場合>

・ホールと、球のあった箇所とを結んだ線上で、そのバンカーの外にその球をドロップ。この場合には、バンカーの後方であればいくら離れても距離に制限はない。




異常なグラウンド状態とは

ゴルフ規則に載っている用語の内容をちゃんと理解しておきましょう〜

異常なグラウンド状態(Abnormal Ground Conditions)
 「異常なグラウンド状態」とは

(a)カジュアルウォーター

(b)修理地

(c)穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出したり掻き出した土・通り道をいう。

* USGA ゴルフ規則より引用

カジュアルウォーターは雨が降った後などの一時的な水たまりのこと、バンカーなど水たまりになるケースもある。

修理地はゴルフ場側がコースの補修などを行なっているところで、ほとんどのケースで杭が打ってあるとおもいます。

 




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