本田宗一郎 夢を力に 〜 本田宗一郎著

感想

本田宗一郎はいろんな媒体だったりメディアで名言などが引用されていて要所要所のイメージしかなかったけど、本書を読んでみて彼には圧倒的なビジネスパートナーがいたことや、戦後の激動の日本経済を情熱を持って生き抜きビジネスを成功させたのだというのがわかる本であった。

読むのが楽しくて一気に読める本ではないかと思う。

好きな部分引用

p135 ”「難関にぶつかったときこそ、問題を注視して、真正面からとらえろ」”
本田が開発責任者にかけた励ましの言葉

p ”3日間くらい、寝不足続きにかんがえたとしても間違いのない結論を出せる様でなければ、経営者とはいえない。平常のときは問題ないが、経営者の決断場の異常事態発生のとき、年齢からくる粘りのない体での判断の間違いが企業を破滅させた例を多く知っている。・・・・・50で死んだ信長には男性的展開の未来が描けるが、歳を重ねた秀吉にはそれがない」”
藤澤はこんな思いを強めていた

p215 三つの喜び
・技術者が感じる喜び
・販売する人の喜び
・買った人の喜び

p253
ホンダは、夢と若さを持ち、理論と時間とアイディアを尊重する会社だ。
とくに若さとは
困難に立ち向かう意欲
枠にとらわれずに
新しい価値を生む知恵

本で紹介されている本

オレたちの行革論は絶版でプレミア価格ですが、様子をみて買いたいと思います。松明は自分の手では必読なので速攻購入しました。

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不動心 〜 松井秀喜著

感想

2006年5月に左手首を骨折して復活する間に松井自身が野球人生を振り返ったり、復活に向けてどう行動してどう心を整えたかということが結構書いてある。

高校時代の恩師山下監督や、ジャイアンツの長嶋監督からの学びや教え、そして家族からの支えや学びなども個人的にはすごい勉強になった。普段のビジネスや趣味のゴルフにも通じることが多く読んでて面白い。

好きな部分引用

p48 ”まごわやさしい”

ま=豆類、ご=ごま、ナッツ類、わ=ワカメなど海藻、や=野菜類、さ=魚、し=椎茸などのきのこ類、い=いも類

p50 ”人間万事塞翁が馬”

人生における幸不幸は予測しがたいということ。 幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

p66 自らの可能性を捨てない

星稜高校2年の時に海外遠征で台湾にて試合をした際、明らかなボール球をストライクと判定されてバットを投げた松井に対して山下監督が2時間説教したというところ。

「おまえはジャパンのユニフォームを着て試合に臨んでいる。石川県代表でもなく、日本代表の選手なんや。マナーも大切だ。球界のトップレベルを目指すならば、『知、徳、体』の三拍子揃った選手になれ」


p102 努力できることが才能である

「心が変われば行動が変わる」
「行動が変われば習慣が変わる」
「習慣が変われば人格が変わる」
「人格が変われば運命が変わる」

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広告の迷走―企業価値を高める広告クリエイティブを求めて

5190qQgqAjL社会人なりたてで、広報的なポジションで仕事を任されていた時、すでにクリエイティブ的な仕事は外注していたのだけど、その外注先のおっちゃんの感情的な自己主張が強く人生経験も豊富なため、いつもねじ伏せられ自分の考えや想いなど伝わらなく、ある日、本屋でこの表紙の猿が自分の様に思え。。何気なく立ち読みしたらそのまま半分読んでしまうほど、論理的でわかりやすくしかも著者の梶祐輔氏の広告やブランドづくりの熱い想いが伝わってくるそんな素敵な本でした。

おかげでいろいろ学ぶことができ、実践で活躍した本の一つです。

今もアンダーラインを引っ張ったところはたまに繰り返し読んでます。

 

私がサクッとシェアしたい本書の内容を引用しますと。

<アドバタイジング> 長期にわたって商品が売れ続けるために絶対不可欠な信頼関係をつくるコミュニケーション活動

―目的:マインド・シェアを高めること、ブランドを維持すること、など

―期間:長期的(何年間にもわたって継続展開される)

―所管:社長室・経営企画室、

―アドバタイジングの費用の性格:経営コスト、投資

 

<プロモーション> 目先の商品を売り切るための各種の販売促進活動

―目的:マーケットシェアを高めること、販売目標を達成すること、など

―期間:短期的(販売目標を達成のために期間限定で展開される)

―所管:営業または販売部門

―プロモーションの費用の性格:営業経費